【スマホ依存。】
自分の同僚の息子さん(A君)の話である。スマホ依存でおきた子供の話し。
A君は保育園に通いだした辺りから、スマホで遊び続け、気が付くと休日は朝起きた瞬間から寝るまでず~っとスマホ。食事、トイレ、お風呂以外スマホ。
小学校に通い出しましたがその生活スタイルは変わらず、学校から帰宅すると迷わずスマホに一直線。寝るまで遊んでいたようです。
スマホで遊んでいる時はおとなしくしてくれるので、助かっている程度にしか思っていなかったそう。
小学校2年生になった頃、学校からの通知で視力検査の結果をみてビックリ!両目とも0.5に下がっている。A君に聞くと黒板に書いてある字がよく見えない。
またある日連絡帳に担任の先生から、からこんなメッセージが。
「A君、授業中ソワソワして落ち着がない、集中力も欠けているようにみえます」
A君に確認してみると自覚症状は無く分からない様子。
さほど心配はしていないようでしたが、A君のスマホを手放さない生活は続いています。
すると今度は就寝中に「ぎゃ~!」という声に驚いて飛び起きます。
何事かと思ったらA君の「夜泣き」です。寝言ではなく悲鳴に近い。
それもほぼ毎日続きます。当然両親も寝れず疲れてきます。
これはたまらんと、病院に連れていき症状を話すと「夜泣き」は成長とともに収まっていくので大丈夫。
ただスマホ事も伝えるとお医者さんの顔色が変わります。
「今すぐにやめる努力をしてください」
お医者さんはいいます。世の中のゲーム類はよくできていて、中毒性があり「やめさせない」ように作られているそう。
ゲームを一日中繰り返していると脳が疲れ、様々な障害を引き起こす原因になる。
脳は休みたいのにゲームをしていた事で興奮が続いて休む時に休まらない。
心身ともにロクなはない事を知ったその日からスマホを取り上げます。依存していたA君は怒り狂い泣き出しかなり大変だったみたい。そこで地元のサッカークラブへ、なから強制に入れさせます。
毎日練習はありませんが、土日祝日は試合がありスマホとの距離をなんとか離そうと考えました。
A君は小学校3年生になっていましたがほぼ家に居て体を動かさなかった為体力は他の子よりなく体も小さく、細い。それでもなんとか続けていました。
あとショックだったのが自転車に補助輪無しで乗れない事。同い年の子は練習に補助輪無しの自転車できていて気づいたそう。スマホに夢中になっていたA君と違い自転車を乗れるように練習していたであろう同い年の子供たち。
ただサッカーを続け体を動かしていくうちに段々、体つきも周りの子とさほど変わらなくなっていき性格も明るくなり勉強もしっかりできる子になったそうです。
スマホは本当に便利です。調べたいこと、ナビ替わりにもなり、お財布にもなる。しかし恐ろしい物である事も知りました。自分もあと5分と決めたはずなのに30分経っていたなんて結構あります。スマホの無い時代もあり問題なく生活できていたのですから、自分に心構えだけで「脱・スマホ!」だって誰でもできるはず。
スマホから離れボーッとするの時間も大切です。